【KNOT】TOP8 インタビュー”宮城和真”

Cover photo by Arisa Miyagi

今回、本選に出場した選手達へのインタビューを行った。
まずは、予選動画情報からご確認いただきたい。

エントリーNo.32
Name: 宮城 和真
Age: 21
Home: 沖縄
Instagram: @kazmax0
Film: @surf2011okinawa@v4k_fotoEdit: @kazmax0

予選ランキング9位 伊東リアルの休戦により,オートネより繰り上げ

■Interviewer /writer : Tatsuya Fujii

Q.サーフィンを始めたきっかけは?
沖縄県北谷町の出身で父がサーフショップをしていました。その影響もあって小学校2年生頃から始めました。色々なスポーツに興味があってサッカーや野球を体験しましたが、これからも続けていきたいという風に感じたのはサーフィンでした。

Q.宮城さんのサーフスタイルは?
沖縄はリーフブレイクしかないので、ホレている波やパワーのある波は得意です。周りからライディングにスピードがあると評価してもらうこともあります。あとは、エアーも得意です。

Photo by Naoya Kimoto

Q.エアーといえば、今回のKnot online contestは大橋海人プロも発起人の一人ですね。
そうですね。海人君とは2~3回一緒に海に入ったことがあるんですが見ていて本当にうまいなと感じました。
1ラウンドに1本はやばいのを決めてくるというのがかっこよいと感じました。

Q.Knotの動画は何を意識して作ったんですか?
これまで自分は、サーフィン業界においてもまだあまり知られていないと考えていました。なので、1分間の動画で自分を知ってもらおうということをシンプルに意識しました。あと、地元「沖縄」を表現したかったので曲も沖縄のものを使って映像を作りました。最初は周りの人に相談しながら編集していこうと考えていたんですが、あまり作りたいモノが出来なかったので結局自分一人で作り上げました。動画をアップする10分前に「なんか違うな」と感じて全て組み直しました。組み直す前は沖縄の音楽を使っていなかったんですが、受かっても受からなくても良いから沖縄というのを表現したいという気持ちになりました。沖縄からはまだ、あまり有名なサーファーが出ていません。キッズサーファーも増えてきているので、少しでも地元のためになるようなことがしたいですね。

Q.Knotに参加して、周りから反応はありましたか?
はい、めちゃくちゃありました。千葉や湘南に行ったときに知り合いじゃない人から「映像見ました」と話しかけてもらいました。きっと初めて自分のサーフィンを見てくれたと思いますが「応援しています!」と言ってもらったのがすごく心に残っています。今まで声をかけてもらうことはあまりなかったので初めての感覚でした。

photo by KENYU / KNOT

Q.本線はAlternateからの繰り上げ出場でしたがどう感じましたか?
試合の2日前に連絡がありました。自分は見る側として本戦を楽しみしていました。ラウンドアップした8人は知り合いだし、みんな調子よさそうだったのでまさか自分にチャンスが来ると思っていませんでした。とにかく嬉しかったです。

Q.本戦はどうでしたか?
全然決められなかったので悔いは残っています。緊張はしなかったんですが、自分が乗りたい波となかなかタイミングが合わなかったです。それでもポイント制の試合とは違ってKnotの試合は攻めてナンボと言う感じでとても楽しかったです。他の選手を見ていて、強い選手は決めるところをしっかりと決めてくると感じました。

Photo by INO KNOT

Q.今回の大会を経験して、今後取り組んでいきたいことは?
自分はもっとずば抜けたサーフィンをしていきたいと感じました。不得意が無いサーファーになりたいです。期間中に海人君とか色々な人から「上手いやつは何が何でも決めてくる」という話を聞きました。この言葉がKnotの後も頭に強く残っています。今日の試合(JPSAの大会)は波が小さかったんですが自分は怖いという感覚はありませんでした。

Q.Knotの大会と通して感じたことはありますか?
今までこんな大会は無かったので、自分の目指す目標が一つ増えたなと感じました。一緒に戦った選手達からとても刺激をもらいました。また、自分を表現することが大切ということも改めて実感しました。今まで優勝する喜びは知っていたけど、周りの人から反応があることがこんなに嬉しいことだとは知りませんでした。とにかく色々と考えさせられる大会で参加して良かったです。

Photo by Diego Suguimati

□ライターコメント□
「うちなーんちゅ」らしい、おおらかな人柄が溢れる宮城選手。インタビューでは地元・沖縄への思いを多く口にしていて自身の成長だけでなく、地元のサーフィンカルチャー発展にも意欲的。沖縄のリーフブレイクで磨いてきたエアーやチューブの技術が魅力的で、SNSに投稿された予選動画を見た人から湘南や千葉などホーム以外の海でも声をかけられたことに驚いているという。親しみやすい性格で沖縄にトリップした際には是非、サーフガイドをお願いしようと思った。

Photo by Naoya Kimoto

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