“フロントデッキ”の仕様を徹底レビュー
目次
はじめに
こんにちわ。
サーフィン系YouTuberプロサーファーの粂悠平です。
このコーナーは、僕らが週一回交代で記事を書いているプロダクト「KumeBro’s
おすすめアイテム」のコーナーです。
僕らのYouTubeでは、これまでも色んなサーフアイテムを紹介しているのですが、ここでは映像ではなく記事として書いていこうと思ってます。
動画は見たけど、記事としても見てみたいって方にも楽しんでいただける様な記事にしていきたいなと思ってます。
また動画ではお伝えしていない、そのサーフアイテムの説明なども僕目線にはなりますが、記事では書いてるので合わせて読んでみてください。
何かお役に立てたら嬉しいです。
さあ、本日もいってみましょう。
エピソード
最近のサーフシーンは、一昔前に使っていたアイテムを現代風にアレンジして使うことが流行っています
代表的なのがツインフィンや、シングルフィンを用いたオルナタティブ系サーフボードになります。
これはトライフィンが生まれる前のフィンシステムになるのですが、去年度より大流行しました。
実はツインフィンよりも前に、昔のアイテムが数年前から再ブレイクしたものがあります。。そうです!それが、今回紹介する「フロントデッキ」です。
フロントデッキが再ブレイクしたルーツとしては、海外サーファーの影響が大きいと思われます。
四年前に、フリーサーファーのノアディーンが、アストロデッキのフロントパッドを使用してサーフムービーに出たことが再ブレイクのきっかけだと思います。
ワックスが進化してからは、フロントパッドの存在は忘れられていたんですが、老舗トラクションブランドのアストロデッキだけはフロントパッチを作り続けていました。
それをノアディーンが使用したことで、物珍しさから使用するサーファーが増えたと思います。
実は僕も、そのサーファーのうちの1人です。
自分で言うのもなんですが、僕は日本のサーファーの中でもフロントパッチを使用し始めたのはかなり早い方だと思います。
というのも当時アストロデッキのアンバサダーを務めていたので、ノアディーンが使用しているのを見てすぐに会社から引っ張り出して使用したからです。
フロントデッキの進化
僕が初めて使ったアストロデッキのフロントパッチは、テールのパッチのように凹凸があり、正直違和感が強かったんです。
そして、この凹凸でお腹がすれるので裸でのサーフィンは不可能でした。
そういったことから、当時は使い心地よりも見た目の格好良さを重視していました。
フロントパッチブームが到来してから1年後、様々なブランドからフロントパッチがリニューアルリリースされたことで、トラクション会社同士の開発戦争が始まりました。
それにより最高なフロントデッキがリリースされました。それが、凹凸無しのスリットタイプのフロントパッチです。
フロントデッキの種類
僕が愛用しているフロントパッチはCreaturesから出ているフロントパッチです。種類はスリットタイプ、小さな丸い凹凸のあるタイプの2種類があります。
どちらもほぼ平なフラット仕様のフロントパッチになります。
■スリットタイプ
■粒タイプ
フロントデッキのメリット、デメリット
メリット
•ボードの消耗軽減(凹みにくくなる)
•前足部分のWax不要(フロントパッチは滑り止め効果が低下しない)
•掃除が楽
デメリット
・長時間の裸でのサーフィンができない(スリットタイプに限る凹凸タイプは裸サーフィン不可)
・ボードが少し重たくなる
凹凸のあるフロントパッチを使用したことがある方ならお分かりでしょうが、スリットタイプフロントパッチは、裸でのサーフィンが長時間でなければ可能という点があります。
これは、フロントパッチ界に革命を起こしたと言っても過言ではないとおもいます。
凹凸がなくなったことでグリップ力が低下したのでは?
心配に思う方もいるかもしれませんが、グリップ力は全く低下していません。
それどころか凹凸が無くなったことで、ワックスに近い乗り心地になったのでフロントデッキの違和感は限りなくゼロになったと思います。
テールパッチ同様トラクションのクッション性能によりボードを保護してくれるので、凹みにくくなりボードを消耗から守ってくれます。
いい事づくしのフロントパッチですが、ボードが少し重たくなるのが欠点かなと思いますが、すごく気になる程ではありません。
フロントパッチの使い方
①フロントパッチは前足部分に貼ります。
②前足が付く位置を確認して貼ります。
③フロントパッチとテールパッチの間には万が一パッチから足が出た時の予防としてワックスを塗ります。
!ここでワンポイントアドバイスです!
フロントパッチ以外のところにワックスを塗らない方をたまに見かけますが、パッチとパッチの間の部分にはしっかりとワックスを塗り、スリップからのワイプアウトの予防をしっかりしましょう。
こんな人には合わない
夏に裸でサーフィンを楽しみたい方にはオススメできません。Tシャツを着れば大丈夫ですが、裸でやると1時間くらいすると多少擦れ始めてしまいます。
最後に
僕はフロントデッキが再ブレイクした時、アストロデッキのフロントパッチを使用していました。
最初は見た目の格好良さで使用していましたが、だんだん使用しているとフロントパッチの良さにどんどんハマっていったんです。
ワックスにはないクッション性や、グリップ力が落ちない利便性などフロントパッチにしかないメリットもあります。当時は凹凸タイプしかなかったのでテイクオフした時の違和感は使い慣れるまで感じていました。
近年のスリットタイプフロントパッチはワックスに近い乗り心地なので、どなたにでもフロントパッチを使用していただけるようになったと思います。
ですが、まだまだフロントパッチユーザーの数はワックスユーザーに比べると少なく、海で使用していると変わり者の部類に入ってしまうかもしれません。
でも僕はこれがかっこいいと思っています。
人と違うの使いたくないではなく、アイテムを使用感で判断し、しっかり特性を活かす。そういったポリシーもあるからです。
僕はとても使い勝手の良いアイテムだと思うので、是非気になった方はフロントパッチ使用してみてください。
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【兄、粂悠平】【弟、粂浩平】
湘南茅ヶ崎出身の兄弟プロサーファーとして活動しています。
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