Channel Islandsの待望の新作!CI PRO!
目次
はじめに
サーフィン系YouTuberプロサーファーの粂浩平です。このコーナーは、僕らが週一回交代で記事を書いているプロダクト「KumeBro’sのおすすめアイテム」のコーナーです。
僕らのYouTubeでは、これまでも色んなサーフアイテムを紹介しているのですが、映像ではなく記事としても書いていこうと思ってます。
動画は見たけど、記事としても見てみたいって方にも楽しんでいただける様な記事にしていきたいなと思ってます。また動画ではお伝えしていない、そのサーフアイテムの説明なども僕目線にはなりますが、記事では書いてるので合わせて読んでみてください。何かお役に立てたら嬉しいです。
ハイパフォーマンス最新作のCI PRO
言わずと知れたChannel Islandsサーフボード、今年2022年に最新ボードとしてリリースされたのがCI PRO
このCI PROはChannel Islandsが今年度、唯一リリースしたハイパフォーマンスボードになります。
近年は小波用のパフォーマンスボードや、ファンボード、ツインフィンボードなど、様々な波でマルチに使えるサーフボードが多くリリースされています。
きっと、今のトレンドだからだと思います。
Channel Islandsがその時代の流れの中、逆境するかのようにリリースした傑作CI PROが凄すぎたので今回はしっかりと紹介させて頂きます。
世代交代をした新生Channel Islands
Channel Islandsサーフボードと聞いてパッと思いつくのはAL MERRICK(アルメリック)ではないでしょうか?
世界で一番有名といっても過言ではない天才シェイパーです。
Channel Islandsサーフボードの事を、AL MERRICKと呼ぶサーファーも少なくないですよね。
AL MERRICKが今まで世にリリースした名作ボードは数えきれないほどあります。ハイパフォーマンスボードから、小波ボード、ツインフィンからミッドレングスまで彼が作れなかったボードはないのでは?と思うほどの数です。
そんなAL MERRICKもお年を召して、世代交代でCEOを実の息子BRITT MERRICK (以下:ブリットメリック)が務める事になります。
ここの話をちょっとだけすると、Channel Islandsは元々有名スノーボードメーカーのBurton(バートン)の傘下にあったんですが、このBurtonの傘下から外れ、Channel Islandsは、AL MERRICKの息子でもあるブリットメリック をCEOに、今のゼネラルマネージャーのスコット・アンダーソンをはじめ、社員やデーン・レイノルズなどのライダーたちが出資して合同会社を設立しました。と言われています。
上記の話も含め、AL MERRICKがCEOを任せたのがブリットメリック になります。
実際にシェイプ技術はどうなのか?Channel Islandsのサーフボードのクオリティは落ちないのか?そう心配された方もいるのではないでしょうか?
しかし、そんな心配は全く不要でした。
オーストラリアのWEB メディアStab Magazine人気企画【STAB IN THE DARK】
この企画はブランドマーク、シャイプマークを消してどこのブランドで誰が削ったボードなのか?それを完全にわからなくして世界トップサーファーが試乗し、一番優秀だったサーフボードを決める人気企画になります。
その企画に自身のサーフボードを出したのがBRITT MERRICKだったのです。
2019年に行われたSTAB IN THE DARKでは世界一スタイリッシュとも言われているミックファニングが、最優秀のサーフボードを選ぶ審査員として様々なサーフボードを試乗しました。
もちろん横並びは世界的に有名なブランドばかりです。
そんな中見事最優秀賞に選ばれたのがBRITT MERRICKが作ったChannel IslandsのFEVER SPINE-TEK だったんです。
これは当時の僕も鮮明に覚えていて、明らかにこのボードに乗ったミックのサーフィンがダントツにかっこよかったです。
BRITT MERRICKはやはり世界最高峰のシェイパーなんだと、この時に確信したと思います。
CI PROの凄さ
そんなBRITT MERRICKが今季新作として世にリリースしたサーフボードがCI PROになります。
実はこのCI PROも2022年のSTAB IN THE DARKにて最優秀サーフボードとして選ばれたのです。
2022年の審査員はJACK ROBINSONでWCTでも活躍するトップサーファーの一人です。
今季も様々なサーフボードが出場する中、Channel Islandsサーフボードのプロトタイプである CI PROが優勝しました。
Channel Islandsによれば、CI PROはパーカー・コフィンとシェイパーのブリット・メリックにより開発されているハイパフォーマンス・ショートボードということで、ベストセラーのTwoHappyを改良したモデル、との事。
Channel IslandsはこのSTAB IN THE DARKで2回目のタイトル獲得となったのです。
そんなハイパフォーマンスボードのCI PROが日本でも販売開始になって実際に僕もオーダーさせて頂き愛用しています。
やっぱり世界最高のパフォーマンス性
様々なサーフボードがある中、ハイパフォーマンスボードって他のサーフボードと違うんです。
では具体的に何が違うのか?それはドライブ性、アクション性です。
サーフィンをする際に絶対的に必要なのがこの2点です。コンテストに出場しているサーファーやプロサーファーが必ずハイパフォーマンスボードを使用するのはこの理由になります。
今回のCI PROはこの2点の性能が群を抜いて素晴らしい!
ブリットパーカー・コフィンによって開発されたCI PROは、現在のチャネルアイランズラインアップの中で最もパフォーマンス性のあるデザインとして仕上がってます。
ChannelIslands公式ホームページより抜粋
その理由としてはCI PROのコンティニュアスロッカー(全体的に施されたロッカー)が貢献するポケットでの反応性とコントロール性、そしてテールロッカーデザインが加えるドライブ性にあります。
特徴的なロッカーデザインに足し、ボトムにはシングルコンケーブから最小限のダブルコンケーブを加える事により、ハイスピードでのターン中でも、板がしっかり波面に応じてくっ付いてくる感覚がこのモデルの醍醐味です。どんな波でもレールサーフィンを試みたいと言うサーファーにはバッチリのハイパフォーマンスモデルと仕上がってます!
まさにこの言葉の通り、レールサーフィンがすごくスムーズなんです。
サーフボードのレールを使う事により、サーフィンのスピードやアクションなど全ての動きに磨きがかかります。
これがハイパフォーマンスボードにしか出せない特徴です!
小波用やファンボードだと、そもそもレールのストレートラインを持たせることがアウトラインの形上できないのですが、ハイパフォーマンスボードはそれが可能なんです。
レールのストレートラインが長すぎると、アクション時のコントロール性が失われてしまうのですが、CI PROはコンティニュアスロッカーのおかげで、ドライブ性を保ちつつしっかりとアクションできるサーフボードに仕上がっていました。
このパフォーマンス性には本当に驚きです。
パフォーマンスボードって日本には合わないのでは?
結論から言うと….
そんなことないです。
確かに日本の波は比較的、腰〜腹ぐらいの波が多いですが、腰〜腹ぐらいの波でも波にパワーがあり、ほれていればパフォーマンスボードは使用できます。このような波でもターンの伸びは実感できると思います。
ここで嘘をついては信憑性がないのではっきり言うと、波がトロイ場合は走らせるのが少し難しいです。
これはサーフィンの技量に関係なく特性の問題で、凸凹道をフェラーリのスポーツカーで走るようなことです。
出しどころをしっかり押さえればレベル関係なく、レールサーフィンを感じることができます。
最後に
実は先日このCI PROのプロモーションでChannel Islandsチームが来日していたんですよ。
その時の映像はKumeBro’sのYouTubeで見て頂きたいのですが(動画はこちら)
この時にBRITT MERRICKにCI PROは日本でも乗れるのか?との事を聞いたところ、「問題なく乗れるよ!」と言われました。
その理由としては、コンケーブにシングルコンケーブから最小限のダブルコンケーブを加える事により、しっかりとスピードが出るデザインにしてあるから、パワーレスな波でも走るよ!と言われました。
実際に僕もCI PROを様々な日本の波で乗っていますが、どんな波でもしっかりと乗れるんです。これには驚きです。
今までハイパフォーマンスボードは波をすごく選ぶボードだと思っていましたが、このCI PROはさらに使える幅が広がり様々な波で使用するのが楽しみになるサーフボードです。
是非一度乗ってみてそのレールサーフィンを体感してみてください。
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湘南茅ヶ崎出身の兄弟プロサーファーとして活動しています。
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