2人のワールドチャンピオンが開発した新作Creaturesトラクションパッド「Proto1.4」

はじめに

サーフィン系YouTuberプロサーファーの粂悠平です。このコーナーは、僕らが週一回交代で記事を書いているプロダクト「KumeBro’sおすすめアイテム」のコーナーです。
これまでもKumeBro’sのオススメコーナーで紹介させていただきました、サーフィンをより快適に過ごすためのアイテムの数々。
僕らKumeBro’sもこのコーナーをやらせてもらうことになってから様々なアイテムを試し、良いなと思ったものを皆様に紹介させていただいています。
読者の皆様の中には「使ったことあるよ」という方もいるかもしれませんが、粂悠平が衝撃を受けたサーフィンをより快適にするアイテムを今回紹介させて頂きます。

トラクションパッドなんて、どれでも同じでしょ?と思っている方はぜひ読んでください。

ショートボードでサーフィンをするのに欠かせないアイテムの一つがトラクションパッドです。

多くのブランドから様々な形や色などが工夫されリリースされています。

近年で特に特徴的だったのがKumeBro’s弟の粂浩平が考案したローディッシュからリリースしているトラクションでした。
※詳しくはこちらのページからご覧ください。
トラクションパッドの進化は、基本的にどこのブランドも平行線でユーザーのアイテムの選び方としては、ブランドの好みやデザイン性、そしてメインライダーの好みなどで選んでいる方が多いと思います。
僕が普段から愛用しているCreaturesは、多くの人に使っていただけるように、トラクションの大きさ、トラクションのピース数、キックの高さ、カラーリング、トラクションの凹凸の形などが開発されています。
Creaturesのトラクションの進化は最高レベルに到達していると僕は思っていました。

しかし!!

今年2023年Creaturesから新作トラクションが革命的なテクノロジーを搭載してリリースされました。
それが「Proto1.4」です。

このトラクションが世界的にとてつもない話題を呼びました。
理由の一つは「Proto1.4」を考案したのが、ミック・ファニングとイタロ・フェレイラの2人ということです。

ミック・ファニングは3回のワールドチャンピオンに、そしてイタロ・フェレイラは2度のワールドチャンピオンに輝いています。
コンペシーンで活動している2人のワールドチャンピオンが開発に携わっているということが大きな話題を呼んだ理由です。
さらに面白いのが、開発者の2人のサーファーは真逆のサーフィンスタイルを持っているということです。ミック・ファニングは言わずと知れたクラシックなマニューバーに特化したサーフスタイルを得意とし、対するイタロ・フェレイラはエアリアルやリバースなど革新的なマニューバーを得意とするサーファーです。
その相反する2人の合同開発となれば、とんでもないトラクションが生まれることは言うまでもありませんね。

「Proto1.4」とはどんなトラクション

彼らが目指したのは、環境に配慮したパフォーマンストラクションです。
トラクションに1番必要な要素は、グリップ力。グリップ力を上げるために彼らが考えた新たなテクノロジーが、マルチロックシステムです。

今までのトラクションは凹凸が決まった配列で並んでいます。
フットマッピングシステムというものを導入し、ミックとイタロがボード最もレスポンス良く動かすためにどこに足を置き、どのようにトラクションに力を加えているのか、足の角度、間隔などをミリ単位で分析し調整性を重ねたことで、このあらゆる角度、形のマルチロックシステムが完成しました。
センターにはランニングシューズのようなクッション性の高いアーチを搭載。
これにはエアリアルやリバースといった激しいアクションの際のランディングの衝撃を和らげるシステムも採用されています。
キックはエアリアルなどのトリッキーなアクションがよりやりやすいように、角度の強いキックが搭載されています。
クッション性と反発性を兼ね備えたキックとセンターにスリットが入ってることで、あらゆる角度のサーフボードテールに対応できるようになっています。

そして、現在トラクションを作るのに67%のEVフォームが廃棄物となっているのですが、特集な工法を用いることで廃棄物を5%に抑えることに成功しています。
ここまでは開発者もしくはメーカー営業マン?と思うような製品説明でしたが、ここからは、粂悠平が使用した使用感について書いていこうと思います。

「Proto1.4」の粂悠平の使用感

誰もがこのトラクションを見たら気になるであろうマルチロックの凹凸の配列。
足の裏でデッキパッドの感覚をじっくり感じると、従来の製品は凹凸ご一方方向に配列されているため
踏ん張った時に、凹凸の引っ掛かりを一定に感じることができます。
「Proto1.4」はつま先には斜めの凹凸、真ん中にはスクエアとあらゆる角度の凹凸が計算された配列で並んでいるためデッキパットに包み込まれるようなグリップ感を感じられました。

正直「Proto1.4」グリップ力の違いを感じるには足の裏にしっかり感覚を集中する必要ひつようがあります。皆さんが使って簡単に違いを感じられるのはセンターにあるアーチです。
このアーチは今までにない高いクッション性なので、ライディング中足にかかる負担を大幅に軽減してくれます。
トラクションの上に立っているのに、まさにランニングシューズを履いてるかのようなクッション性は今までに感じたことのない安心感を与えてくれました。
湘南エリアなど小波が多いエリアではライディング中にパンピングする場面が多いと思います。
その時に、高いクッション性を皆さんに感じてもらえると思います。

こんな人には合わない

通常のトラクションより値段が少し上がるので、リーズナブルなものを探している方にはオススメできません。

さいごに

サーフボード、ウエットスーツ、リーシュコードに比べると進化が遅く、違いが分かりにくいのがトラクションパッドのような気がしています。
どこのブランドを使っても大体同じ、、、もちろん違いはありますし、各社良さがあると思います。
その良さをどのように伝えるかが僕らインフルエンサーの難しさでした。
ですが今回紹介した「Proto1.4」のように明らかに他のトラクションとは違うシステムがあれば、皆さんに違いを感じてもらえるはず!!
ブランドで選ぶも良し、サポートライダーで選ぶもよし!
入り口はいろんな手段で知れると思うので、皆さんも製品の良さを知り、品質やテクノロジーで選んでみて下さい。

トラクションの進化を体感できると思います。
それでは怪我のないようにサーフィンを楽しみましょう。粂悠平でした。

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【兄、粂悠平】【弟、粂浩平】
湘南茅ヶ崎出身の兄弟プロサーファーとして活動しています。
主な活動は、
●プロサーファー初のYouTube「Channel KumeBro’s 」にて毎週金曜に動画を配信中!
●サーフィン雑誌「サーフィンライフ」で、KumeBro’sの連載ページを制作!
●サーフウェブメディア「Quiiver」にて連載企画KumeBro’sのサーフアイテム記事を制作!
●地上波テレビ神奈川にて初のサーフィン番組KumeBro’sプレゼンツ「NaluTrip 」を制作!このラジオでは、
サーフカルチャー、サーフィンのテクニック、サーフアイテム、プロサーファーをゲストに招いたトーク、そして僕たちの本音トーク!
サーフィンを知るきっかけとなり、サーフィンが好きな方々にも楽しんでもらえれば嬉しいです。

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