デザイナーUlalaがアパレルブランドを通じて環境問題に向き合う【美女プロサーファー 水野亜彩子】

はじめに

皆さんこんにちは。

プロサーファー水野 亜彩子です。
本日はいつものコラムとは少しだけ形態を変えて、インタビューといった形で素敵な方をご紹介します。

環境問題とアパレルって、そこまで密接な問題では無いのかなと思っていましたが今、日本では様々な価格帯の洋服を買うことが出来ます。
安く購入出来るなら・・・という気持ちに一度はなったことがあるのでは無いでしょうか?

でも、安い金額で買うということは発展途上国などの物価が安い地域で低賃金で作られており、作っていく過程で発生した燃料や汚染水が海や川に流れてしまい環境に悪影響を与えてしまっています。

サーフィン、そして海が大好きな皆さんも目を背けられない問題ですよね。是非一緒に考えるきっかけになっていただければと思います。

若い世代からの支持されるデザイナーUlala

今回、紹介するUlalaさんはアパレルブランド「SEE YOU YESTERDAY」、ジュエリーブランド「Mr.satsurday」のデザイナーであり、またinstagramでは2万人を超えるフォロワーを持ち様々な問題について発信するインフルエンサー、そしてクリエイターなどの肩書きを持ち活躍するUlalaさん。

そんなUlalaさんがブランドやSNSを通じて発信し続けている中の1つ、環境問題についてどの様に考えているのかなどクローズアップして聞いてみました。

アメリカでは皆が発信することが当たり前だった

自分の思っている事を発信することや、伝えるのことが苦手な方も多いはず。
そんな中、SNSで環境問題以外にもBlack Lives Matterなどの社会問題などの問題を発信し、考えるきっかけを与えてくれているUlalaさん。

発信を始めたきっかけはアメリカへ留学していた時。

ストリートで友達と遊んでいても環境問題や社会問題について当たり前のように話していて一緒に遊んでいる友達がSNSに発信をしていた。その光景を間近で見ていたUlalaさんも日本語でSNSで発信したことがきっかけで、何か凄い事をしているなんて感覚は無かったそう。

「今は、皆んなが自分のSNSを通じて興味を持ってくれるきっかけになったら。」とUlalaさんは話してくれました。

作り手にリスペクトを、そして5~10年使える洋服をとをSEE YOUYESTERDAYを立ち上げる

アメリカ・カルフォルニア州にあるサンタモニカカレッジで、ファッションマーチャンダイジングを専攻し、授業でファッション業界の裏側を学び環境汚染や、人権問題、動物虐待など華やかに見えるファッション業界からは想像することの出来ない裏側の部分を学んだ。

Ulalaさん自身、この裏側の部分を学んだ時に心が痛み、このような問題があることを伝えなくては。と使命感が芽生え、学校で学んだものをSNSで発信していったそう。

そして卒業後に立ち上げたブランドがSEE YOU YESTERDAYだった。

ブランドのコンセプトは作り手にリスペクト。

どのような工場で作っているのか。どのような人が作っているのか。日本でも労働外国人が居たらビザは発行されているのか。全てUlalaさんがチェックし、工場に自ら出向き、ありがとうございます。と感謝の思いを伝えることを大切にしている。

その他にも環境問題、人権問題、ジェンダーギャップ問題など様々な問題に対してブランドを通じて発信していっている。

SEE YOU YESTERDAYでは購入したものは無料ですぐに修理するというシステムが整っているそう。5、10年と長く使える洋服を作ること。もコンセプトの一つとして掲げているSEE YOU YESTERDAYでもあるが、しっかりとコンセプト通り長く使えるように。という体制を整えているのは素晴らしいな。と感じました。

以前、「CLOUDY TOKYO(クラウディトーキョー)」とコラボして、アフリカガーナの生地を買い付けて日本で生産したコレクションがあったが、その際も売り上げの5%をガーナの工場に寄付。ガーナの工場からは「ミシンが一つ買えた」という知らせが届いたそう。

「大変なことも多いけれど芯だけはブラさずにやっていきたい」と話してくれたUlalaさん。

信念をブラさずに突き進むことは想像を超える程に大変なこともあると思うけれど、パワフルにアクションを起こし続けるSEE YOUYESTERDAYからも目が離せない。

世界で起こっていることを知ってもらうきっかけになって欲しいとMr.Saturdayをスタートさせる

元々シンプルなアクセサリーが大好きな私は、普段から愛用しているMr.Saturday。

Mr.Saturdayでは購入する際に5%を寄付するシステムになっています。

寄付先は様々で動物支援団体・フィリピンを拠点とするフェアトレード団体、紛争が起きている中東地域の難民支援団体、また災害によって支援が緊急に必要な地域を追加することも。

自動的に寄付が出来てしまうと興味を持ってもらえないのではないか。というところから自分で寄付する団体を選択をし寄付をすることが出来るシステムになっています。

またこのシステムの中で面白いなと感じたことが、寄付をしないという選択があること。

「今世界で起きていることを知ってもらうきっかけになって欲しいけれど、そこはあくまでも購入者の選択で気持ちが大切なのかなと思う。だって興味が無い方もいるかもしれない。でも、Mr.Saturdayを購入したことで今起きている世界のことを知ってもらえるきっかけを作ることができたら嬉しい。」というUlalaさん。

選択をすることで、どのような団体があるか目を通す。それが第一歩としてとても大切なのかな。と感じました。

環境にもリスペクトを!

環境問題についてもSNSで発信しているUlalaさんですが、環境問題を意識したのは2014年に長期休暇でハワイへ行ったときのこと。

現地の子達が既に皆マイボトルを持っており、プラスティックを無くそう!と運動が始まっていたそう。

ハワイに住んでいる人達は、自然が身近にあるからこそ皆が意識を環境問題に意識している姿を見て、ハッとさせられたという。

環境を大切にして、自分の住んでいる島を大切にしているハワイの人達凄いな!と感じたと同時に観光客が汚してしまうのはおかしい。と思い、現地の人にリスペクトを持つために自分のできる範囲でペットボトルを減らしたり、環境に優しい日焼け止めを使おう。と出来ることからエコを意識するようになったそう。

元々、海が好きで自然で遊ぶことが好きだったUlalaさんは旅先で自然に触れ合うことで、「この綺麗な海を守りたいな」と想いが強くなり環境問題について考えるきっかけになったそう。

私達サーファー、そして海が好きな人達も、きっと海に行くことが多いし、海に入る人達ならここ数年、冬でも水温が暖かかくなってきているな。と感じたり、台風の勢力や進路が変わったなと感じることもあるのでは無いでしょうか?きっと、このような変化は地球温暖化とも繋がっていることもあるはずです。

遊ばせてもらっている自然にリスペクトを持って出来ることから始めることは大切ですね。

1人で100%を目指さなくて良い。みんなで60〜70%を目指そう!

ここ最近よく耳にする「サスティナブル」

サスティナブルとは和訳してみると「持続可能な」という意味になります。

Ulalaさんの思うサスティナブルは、エコを意識し過ぎるあまり「こうしなくてはいけない」と自分でストレスを与えてしまうと持続可能ではなくなってしまうから、自分で出来ることから。とおっしゃっていました。

例えば、マイボトルを持てる時は極力マイボトルを持つ。また大きいペットボトルを買わない。ペットボトルを買わないことで結果的に家のゴミも減りストレスフリーに繋がる。

小さなところから自分にストレスを与えずに出来ることから行っていく。

100%を目指さずに、みんなで60~70%程度を目指していけば良い方向に向くのでは無いでは?と。

人に対して押し付けず、自分にもストレスを与えず自分たちが出来る範囲で行える人が増えて欲しいとUlalaさんが言っていましたが、まさにこれがサスティナブルということですよね。

私自身、0か100の極端になってしまうことが多いのでとても身に染みました。

終わりに

いつも笑顔で明るく、周りにいる皆までをもハッピーにさせてくれるパワーがあるUlalaさん。

その笑顔の裏には、向き合いたく無いような環境問題を含め様々な問題に向き合い自分の芯をブラさずに突き進んでいくUlalaさんを見ることが出来ました。

そして、自然やカルチャーをとてもリスペクトし、環境問題にも無理なく自分達の出来る範囲で皆で自然を守っていこうと、メッセージも頂きました。

無理なく行えることから初めていき自然を守り、サーフィンが続けられる海を守っていきたいなと改めて感じました。

彼女のこれからの動きに要チェックです!!!

Ulala’s Profile

東京で生まれ育ち、高校時代にスウェーデンへ留学。その後、世界を旅して周り、ストリートやビーチを中心に各地でインスピレーションを受ける。2014年に、その両方のカルチャーの中心地、ロサンゼルスに渡る。サンタモニカカレッジに入学し、ファッションマーチャンダイズを専攻。2016年に卒業。独自の考えをつづったブログや、ナチュラルなイメージから、ビーチ、ストリートまで、幅広いブランドでのモデル活動も行い、世界各地をフィルムカメラで写真を撮り始めた事をきっかけに、フィルムフォトグラファーとしても活動する。2017年からNYに拠点を移し、自身の新しいブランド“SEE YOU YESTERDAY”を立ち上げ、“作り手にもリスペクトを”というコンセプトを掲げ、本格的にデザイナーとして活動し始める。2020年より、消費者に社会問題を投げかけるユニセックスジュエリーブランド“Mr.Saturday”を始動。マルチな才能を活かしながら世の中に様々な問いかけを発信し、幅広い分野で注目を集めるミレニアム世代のアイコン。

■instagram
https://www.instagram.com/ulalagirl

■SEE YOU YESTERDAY
https://shop.seeyouyesterday2017.com/
■SEE YOU YESTERDAY instagram
https://www.instagram.com/see.you.yesterday.2017

■Mr.Satturday
https://shop.mrsaturdayjwl.com/
■Mr.Satturday instagram
https://www.instagram.com/mr.saturday.jewelry

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毎週木曜日 10:30~11:30
毎週土曜日 12:30~13:30 ※7月より

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