プロサーファーと撮影クルーを組む経緯とは?
こんにちは!
カメラマンの川名健太です。
前回、フリーサーファーとは一体どんな活動をしているのかという点についてお話しをしました。
今回はプロサーファーと撮影クルーを組むとは一体どういうことなのか、という事についてお話しできたらと思います。
様々な事を表現するフリーサーファーにとって必要不可欠なのはそれを映し出したり表現化するクリエイター達です。
海外の有名フリーサーファー達の1回の撮影トリップには多くの撮影クルーが同行します。
その内訳として、
ビデオカメラマン×2
水中ビデオカメラマン×1
フォトグラファー×1
水中フォトグラファー×1 etc、、、
なんと1回の撮影でカメラマンが5人も同行するパターンの海外トリップもあります。
CM撮影などはこれにディレクターやスタイリストなど更に多くの人数を要するパターンは普通ですが、1回のサーフトリップにこれほど多くのカメラマンが同行しているのです。
何故こんなにも多くのカメラマンを要するのか気になりますよね。
サーフィン撮影は非常に奥が深いのですが1つはアングルです。
サーフィンは撮影するアングルによってサーフィンの全く見え方が変わるからです。
パターンとしては陸に2人のカメラマンがいてそれぞれ別のアングルから撮影をします。
これは2枚とも同じライディングを別アングルから撮影したものです。
これは動画の切り抜きになりますが印象が全く違いますよね。
高さや角度、背景によって全く見え方が変わるのです。
トップのフリーサーファーはカメラマンとこの細かいディティールを追求し作品を残していきます。
ここで話は本題に戻りますが、なぜ私と大橋海人が撮影クルーとしてタッグを組んだのかがなんとなくお分かりいただけたかなと思います。
映像や写真を残していく我々カメラマンとフリーサーファーにとってお互いの関係が必要不可欠であるからです。
私自身、フリーとして活動したのが3年前26歳の時で、彼とは昨年の1月にハワイに同行して以来、バディとして撮影を続けています。
お互いが満足いく作品を作り上げていくまでにどれくらいの歳月がかかるか分かりません。
家族よりも長い時間を過ごす事でお互いが求めているものをより理解していくのです。
サーフィン撮影においても同じ仲間を撮り続ける事はそのサーファーの特徴を知る上でとても大事な事です。
同じ目標に向かって作品を残していく旅はまだまだ始まったばかりなのです。