湘南の小波はこれで攻略!Channel Islands【Rocket Wide SQ】
目次
はじめに
サーフィン系YouTuberプロサーファーの粂浩平です。このコーナーは、僕らが週一回交代で記事を書いているプロダクト「KumeBro’sのおすすめアイテム」のコーナーです。
僕らのYouTubeでは、これまでも色んなサーフアイテムを紹介しているのですが、映像ではなく記事として書いていこうと思ってます。
動画は見たけど、記事としても見てみたいって方にも楽しんでいただける様な記事にしていきたいなと思ってます。
また動画ではお伝えしていない、そのサーフアイテムの説明なども僕目線にはなりますが、記事では書いてるので合わせて読んでみてください。何かお役に立てたら嬉しいです。
エピソード
湘南は小波が多いけど、小波でもアクションしたい!
そんな思いを抱きながらもパワーがない波に苦戦し、波に乗れないとどうしてもミッドレングスやツインフィン、ロングボード、そして最終的にはソフトボード!
そんなサーフボードチョイスをしてしまいます。
僕の地元である湘南の小波は本当にパワーがなく、通常のパフォーマンスボードはもとより、小波のパフォーマンスボードでも上手く乗れない時があります。
そんな時にどうしても乗ってしまうのが浮力が高いサーフボードです。
でも、ショートボーダーは波に乗った時はアクションをしたいと思ってしまいます。
近年では一言で小波用ボードといっても、小波のクルージングボードと小波のパフォーマンスボードなど小波用ボードの中でも用途によって使い分けれるようになっています。
今回僕が紹介するのは小波のパフォーマンスボード、Channel Islands-Rocket Wide SQです。
ん?
Channel Islands-Rocket Wideは前からあるモデルだよ?
って思う方もいると思うのですが、2021年にリリースされたモデルは名前はRocket Wideだけれども以前のモデルとは全くの別物になります。
ではなにが変わったのか?詳しく紹介していきます!
従来のRocket Wideとの違い
従来のロケットワイドは、元々ロケット9というパフォーマンスボードをベースに、小波用に改良したモデルです。
カリフォルニアの平均的なビーチブレイクに合わせて作られたロケット9は、トリッキーな技、そしてスピード、垂直にパンチのあるマニューバーを決める事ができるボードだったので、当然調子の良いロケット9のステップダウン版(小波改良版)のロケットワイドは全世界でヒットしました。
この時のロケットワイドのテールは、スワローテールなっていて、テールでのルース感を味わいながら小波でのスピード性を高めていました。
ロケットワイドの面白いところは、乗り手の求めるサーフィンにしっかりと応えてくれるところです。
乗り手がレールツーレールのサーフィンを求めるなら、小波でもレールツーレールのサーフィンが出来ます。
乗り手がスケートライクなサーフィンを求めるなら、スケートライクなサーフィンが出来ます。
この対応力の幅広さがこのロケットワイドの魅力になります。
ベースモデルのロケット9のスピード性能&パフォーマンス性能を引き継ぎつつ、小波での圧倒的なパフォーマンスを可能にしてくれていました。
このモデルがさらに進化したのがRocket Wide SQ(ロケットワイド スカッシュテールモデル)
2021年 新型 Rocket Wide SQ(ロケットワイド スカッシュテールモデル)
2021年、ロケットワイドを新しく、スワローテールからスカッシュテールにチューンナップしたモデルが登場。
小波でのスピード性能&パフォーマンス性能の高さが評判のロケットワイド(スワローテール)の性能そのままに、癖が無くパンチのあるサーフィンが可能となりました。
以下Channel Islands 公式サイトから引用 (https://cisurfboards.jp/surfboards/rocket-wide-squash)
汎用性の高さを誇る人気モデルロケットワイドにスカッシュテールを加え、より楽しいライディングが可能となったリニューアルモデル、ROCKET WIDE SQUASH。
チームライダーであり、そしてロケットワイドシリーズのデザインのオリジネーターの一人であるデーン・ガダウスカスからROCKET WIDE SQUASHに関してのコメントが届いている:
『スカッシュテールを付け加える事により、このデザインに関して全く新しい視点を得る事ができたよ。やっぱり、俺は、ロケットワイドを乗って体験できるスピード感が一番好きなんだ。スカッシュテールにする事によってこの物凄いスピードをより上手くコントロール出来て、トップターンやライン取りもよりスムーズにこなせる事を実感出来た。このフレッシュな感覚が最高に気持ち良くて、ROCKET WIDE SQUASHは毎日の様に乗ってるよ!!』
-デーン・ガダウスカス
全体的にワイド過ぎず、細すぎず適度なボリュームがあり、モデル名にはワイドという言葉が入っていますが幅もワイドでノーズエリアにもしっかりとボリュームがあります。
このボリュームがある事で小波でもスムーズなターンが可能になります。
ロケットワイド スカッシュテールのロッカーは、ノーズロッカーは弱めで、テールロッカーはミディアムとなっています。
ノーズロッカーとテールロッカーの間にはステージドロッカーが採用されています。
(※ステージドロッカーとはノーズロッカーとテールロッカーの間にフラットなセクションがあるデザインです。そのフラットなセクションがタルい波やパワーのないセクションでもスピードをロスせずに繋いでいける効果を生み出します。)
コンケーブはシングル~ダブルからの緩いVeeとなります。
この組み合わせは最近のショートボードに多く採用されているコンケーブデザインとなります。
コンケーブによる浮力で動きも軽く、テールエンドにVEEが入るのでターンの反応が抜群です。レールは扱い易いミディアムデザインになっています。
この作りからもわかるように小波でのスピードだけを求めるデザインではなく、操作性にも重きを置いて小波でもアクションできる仕様になっています。
実際に乗ってみて…
僕粂浩平が実際に乗ってみて正直な感想を言うと… 従来のモデルとは比べ物にならないぐらい使い勝手がいい!です。
従来のロケットワイドスワローテールモデルは、乗ってみたのですがイマイチ全体的なバランス感が合わなくて一軍ボードとしては使用していませんでした。
どちらかと言うと小波クルージングボードの感覚です。
ですが2021年にリリースされたロケットワイドスカッシュテールモデルは試合でも使える程にパフォーマンス性が上がっていで、テール形状を変えるだけでここまでサーフボードが変わるのかという印象を受けました。
ロケットワイドなので小波での使用感は抜群にいいです、パドリングやテイクオフでの初速、ライディング中のスピード感はしっかり走ります。
そしてテールがスカッシュに変わる事で強い力で蹴り込むアクションにも耐えてくてるので、力強いアクションも可能になっています。
本気でモデル名変えたほうがいいんじゃないのか?って思っています。笑
それ程に乗り味が変わっていて今では一軍サーフボードとしてヘビーローテーションしています。
小波でもアクションしたい!と思う方は是非乗ってみてはいかがでしょうか?
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【兄、粂悠平】【弟、粂浩平】
湘南茅ヶ崎出身の兄弟プロサーファーとして活動しています。
主な活動は、
●プロサーファー初のYouTube「Channel KumeBro’s 」にて毎週金曜に動画を配信中!
●サーフィン雑誌「サーフィンライフ」で、KumeBro’sの連載ページを制作!
●サーフウェブメディア「Quiiver」にて連載企画KumeBro’sのサーフアイテム記事を制作!
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サーフカルチャー、サーフィンのテクニック、サーフアイテム、プロサーファーをゲストに招いたトーク、そして僕たちの本音トーク!
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