KNOT~試写会までの道のり~

writer by Taishi Kume

Knot Online Contest 2021 優勝トリップの全貌がいよいよ大橋海人のYouTubeチャンネル「Ocean People」にて世の中に公開されました。本編56分と超対策になっております。まだご覧になられてない方は以下のリンクからご覧になれます。現地メキシコへ行ったメンバーたちのライディング・内面の変化、そして海外ゲストのターナー・グダスカス(Tanner Gudauskas)とその兄のデーン・グダスカス(Dane  Gudauskas)のライディングそして彼らの口から出る一言一言の意味の重みを感じてもらえると思います。

KNOT 完結 元WCTサーファーと最高のトリップ in Mexico

5月15日に行われた上映会のフライヤー

帰国から本編作成

4月22日にメンバー全員が無事帰国した。
日本はいまだにコロナによる入国規制が厳しく、それは我々日本人でも同じ状況だった。
今回帰国した際は、7日間の自宅隔離をする必要があり、
聞いた感じではは大変そうに思われますが、Knot本編の作成に当たっていた発起人の大橋海人とカメラマン件エディターの二瓶柊志とっては好都合のようでした。

今回7日間のメキシコ滞在中に撮影された動画の量は数百本どころの話ではありませんでした。大橋海人がこの動画をDay1から1本づつ目を通し選別し続け、7日間の隔離生活が終わったことを覚えています。
二瓶柊志も同じくほぼ毎日選別と編集に追われていた日々でした。
彼がここまで家に缶詰になりながら仕分けしていた理由は、5月16日の本編公開に向けてでした。
僕自身、客観的にみてもかなりタイトなスケジュールだなと感じていました。大橋と二瓶はものすごいプレッシャーの中編集に追いやられていたのを横目で見ていて感じました。
今回自分は海外ゲストのインタビューの字幕を担当させていただいたので、彼らが編集している際はほぼ毎日一緒に作業をしていました。

編集作業に当たっていた人たちの目がどんどん赤くなり、目の下にクマができていたことは忘れません。

当初上映会の予定は無かった。急遽上映会を入れた2つの理由

5月16日の本編公開に向けて編集に明け暮れる日々の当初の意味は、。公開を大橋海人のYouTubeチャンネルにて行うことでした。

編集していくうちに大橋と自分の頭の片隅に「上映会した方がいいんじゃない?!」という気持ちが芽生えていました。その理由は大きく2つありました。
まず1つ目が単純に動画自体のクオリティーがyoutubeだけで世の中に出すのが勿体無いと感じた事です。これほどの規模の海外撮影に加え、豪華メンバーそして世界的有名なゲストを招待したこのトリップ、お金を出してでも見たいと思う人たちが沢山いると確信していました。また大橋は昔からずっと上映会をしたいという想いを描いてたことを僕は知っていました。、
これまでに、そのために行動はしたものの納得いく作品を作り上げる事が出来なかったと口にしていたことを覚えています。
そんな彼も今回は前向きになるほどの納得のいく作品を作り上げたという言葉を聞いた時、このままYouTubeだけで終わってはいけないという気持ちになりました。

2つ目が上映会がもたらす意味です。
ここはぜひ皆さんにも知って頂きたい事です。この優勝トリップとは日本全国からの動画選考に始まり8名に絞られ優勝者が決まりました。優勝した飯田航太以外はとても悔しい想いや優勝トリップに対して疑問を抱いていたサーファーもいると思います。

またこのトリップが実際に実行できたのはたくさんの企業様、そして個人の方々のサポートがあったからです。上映会では映像を見て、メンバー1人1人から生の声を聞ける空間を作り上げました。

選ばれたメンバーたちは舞台の上に並び来場してくれた人たちの注目の的でした。これはまさにスーパースターになれた瞬間ですよね。きっと来場してくれたサーファーやキッズは「来年は自分もこの場に立ちたい」という気持ちになったと思います。そしてそれが彼らがこれからサーフィンしていく上でモチベーションや1つの目標になったかと思います。

協賛者様や企業様がこの上映会を直接目にすることにより、協賛していただいた価値観や感動を僕たちと同じレベルで共有できたのではないかと思います。
正直、どの業界でもサポートする側とされる側で温度差が生じるのはもちろんのことです。しかし上映会を通しそのサポート一つ一つがどれだけ大事であったか、そして大きなものであったか、またどれだけ我々がそのサポートに感謝しているかを感じていただけたことだと思います。

このような想いや感情をYouTubeだけでは伝える事はとても難しいと思います。
こういったことから、試写会の大きな意味合いはこの2つにあると思います。

上映会当日

会場を茅ヶ崎にあるスペイン料理レストランに抑え、お昼頃から準備に取り掛かりました。しかしこの時、大橋と僕は少し心配でした。なぜかというとこの上映会にどのくらいの人が来てくれるかが全く予想できなかったからです。
きっと沢山の方が来てくれるだろうという願いをこめて会場のセッティングを皆さんの協力を経て終えました。

上の写真は映像を映し出すスクリーンを作り上げている図です。大橋のできるだけ大きいスクリーンで上映したいという要望により急遽用意していたスクリーンとは別に購入してきた幕を貼ることになりました。梯子を抑えている大橋の上には幼馴染プロサーファーの粂浩平、隣には同じく幼馴染でプロサーファーの松野陽斗だ。
見てわかるように本当に最初から最後まで自分たちの手作りで力を合わせ作り上げた空間でした。

音響や照明の確認を終え会場は徐々に上映に向けて準備が整っていき大橋の顔にやっと落ち着いた微笑みが見えました。

気づけば上映30分前、既にたくさんの人で会場が埋まっていたことを覚えています。

来場してくれた子供たちや各サーファーのファンなどは各々で写真を撮ったり会話をしたりという姿を見ることができ、メンバーたちそして来場してくれた方々にとって思い出になる一晩になったのではないかと思います。

1時間弱の映像も当日は一瞬に感じ、皆さんの熱が冷めるまもなく無事上映会を終えることができました。上映会をするにあたり協力していただいたスペインクラブ様、スタッフそして会場まで足を運んでいただいた200名以上の皆様には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

上映会を終えて

最近海外でも国内でもサーフィンの映像を流す場やイベントが徐々に増えてきていると感じています。これはサーフィン業界が盛り上がっていく上でとても大事なことだし、これからのキッズ、そして未来に大きな影響を与えると思います。
そんな中KNOTとして大きな上映会を行えたことはとても大事なことです。今回のメンバーだけでなく、これからより多くのサーファーそして次の世代キッズのレベルが上がりコンテストシーンでもフリーサーフでも「日本人 Japanese」というタイトルが掲げられることを期待しています。

この上映会を終えて一年目のKnot Online Contestが正式に終了いたしました。

また次年度、新たなメンバーと新たな土地で撮影された映像を上映できることを私久米はとても楽しみにしています。

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