サプリメント摂取の考え方について
パーソナルトレーナーのRIKUです。
サーフィンに精力的に取り組んでいて身体の回復を早めるために、サプリメントを積極的に摂取している方もいるのではないかと思います。
ですが、サプリメント摂取がメインになっていて食事を疎かにしていませんか?
今回は『サプリメント摂取の考え方』についてお話しします。
結論からお話すると、サプリメントは補助的に活用すべきであり、サプリメントのみで必要栄養素を賄うことは全くもってオススメできません。
確かに、必要栄養素を全て食事のみで賄うことは難しいです。ですが、あくまでキチンとした食事を摂った上で足りない栄養素があればサプリメントを摂るという補助的な使い方をすべきであり、サプリメントありきの食事を考えることは微妙かなと思います。
実際にサプリメントから得られる栄養素の効果よりも食事から摂取する栄養素の効果の方が高いです。
自然の食べ物には、様々な栄養素が絶妙なバランスで備わっているため、各栄養素が最大限に力を発揮できるようになっています。
しかし、サプリメントは栄養素を単体で摂取することになるため『栄養素の活性化』という点で大きな問題があります。
『栄養素の活性』について一例を挙げますが、コレステロールを下げるために効果的であると言われている食物繊維の“ペクチン”があります。
ペクチンはりんごに多く含まれており、コレステロール値を10%下げるためには、りんご2-3個(含まれるペクチンは2-3g)を食べれば効果的と言われています。しかし、サプリメントで同じ効果を見込んでペクチンを摂ろうとすると50gものペクチンを摂取しなければいけません。
ここからも分かるように、食事とサプリメントで『栄養素の活性』に関して比較すると大きく差があるのです。
栄養素は単体で摂取したからといって効果を最大限に発揮できる訳ではなく、様々な栄養素と連携をとることによって最大限に力を発揮できます。その点で自然の食品というのは、栄養素単体ではなく複数の栄養素が含まれており、それらがそれぞれの栄養素を活性化させることによって最大限のパフォーマンスができるようになっています。だからこそあくまで食事改善をベースにして足りない必要栄養素を補助的にサプリメントを活用すべきだと考えています。
また、サプリメントを摂る際にできるだけ多くの栄養素摂取と栄養素の活性化を起こすことを目的にするのであれば、『食品系サプリメント』→『マルチタイプの栄養素系サプリメント』→『単体タイプの栄養素系サプリメント』という順番で摂取していった方がいいと思います。
いかがでしたでしょうか?
今まで食事を疎かにしてサプリメントありきで考えていたのであれば、食事を見直してその中で足りない栄養素をサプリメントで補うという考えに変えた方が良いかなと思います。
ぜひ、この記事を読んでいただいた皆さんは、サプリメントありきではなく、食事改善をした上でのサプリメント活用を考えてみてくださいね!