WSL QS1000アジアオープンがついに開催!
目次
はじめに
皆さん、こんにちは。プロサーファー水野亜彩子です。
前回、「CTへの道のり」という記事でCTになる為の道のりを説明させて頂きましたが、いよいよ2022年WSLはシーズンがスタート。
先日行われた、CT初戦Billabong Pro Piplineでは、男子はキング、ケリー・スレーターが50歳の誕生日を目前に1992年のパイプライン初優勝から30年、8度目の優勝。CTでは通算56勝目の優勝と、とんでもない偉業を成し遂げました。そして女子はパイプラインでウィメンズのCTイベントが正式に開催されるのは今大会が史上初。ワイルドカードで出場した若干22歳の地元モアナ・ジョーンズ・ウォンが優勝とハワイとの時差で眠たい目を擦りながら早朝から大興奮した方も多いのではないのでしょうか。
前回の「CTへの道のり」の記事はこちらからどうぞ。
また本回は、下記記事を参考にさせていただき執筆いたしました。
https://www.worldsurfleague.com/athletes/rankings
https://www.worldsurfleague.com/posts/494916/asia-open-wsl-qualifying-series-event-to-welcome-professional-surfing-back-to-japan-in-2022
♦︎公式インスタグラム
http://instagram.com/asia_open_
ついに日本でも熱い戦いが始まる!
そんな試合の興奮が覚めやらぬ中、日本でも3月21日から3月27日に2年半ぶりにQS1000 ASIA OPENが開催されることとなりました。
会場は、東京オリンピック会場となった千葉県一宮町釣ヶ崎海岸、通称志田下ポイントです。
今大会は、2022年5月からオーストラリアでスタートするCS(チャレンジシリーズ)への出場枠を賭けた重要な大会になります。
日本で開催されるQSはこの一戦のみなので、この試合で成績を残さなければCSを回ることが出来ない。
つまり、一年のスケジュールがこの大会で全て変わってしまうと言っても過言ではないくらい選手にとっては大事な一戦となります。
また、アジアリージョナルでの選考の予定でしたが、日本及びインドネシアの検疫措置が続いていることから、WSLは今シーズンのアジア地域をサブリージョンに分割し、日本は3/21〜27に行われるQS1000 アジアオープン、インドネシアは3/8〜9に行われるQS1000
バリプロでそれぞれの大会を実施することを発表。
選手はどちらか1つの大会にしか出場できず、日本大会からは男子3名、女子4名。
インドネシア大会からは男子2名、女子1名のCS出場権を得ることとなります。また男女各1名ずつ、ワイルドカードをWSL APACが選出することとなっています。
オリンピアン、トップ選手、アップカマー、がCSの枠を競い合う
今大会は、何度も言うようにCTを目指すには必ず通らなければならない通過点。
逆に、ここでCSに出場する権利を得ることが出来ないと始まらない、狭き門となっています。
その出場権を得るべく、男子は東京2020オリンピックに出場した大原洋人、試合会場を地元とする稲葉玲王、昨年のCSツアーでは日本人男子最高位22位と爪痕を残した村上舜、そして若手ながら冷静な試合運びを魅せる地元の岩見天獅、千葉を拠点として現在活動している2021年グランドチャンピオン西慶司郎、女子は、オリンピック銅メダリスト都築有夢路、昨年のCSツアーで素晴らしい戦いを見せ日本人女子最高位17位、松田詩野、JPSA1戦目で優勝を果たしCSでも23位につけた脇田紗良、地元で小柄ながら海に入るとダイナミックなサーフィンで魅了し昨年のCSランキング29位、野中美波、そして2021年初のJPSAの出場した大会でそのまま初優勝、JPSAグランドチャンピオンを獲得した松岡亜音、そして2021年JPSAシリーズチャンピオン、Knot online contestでのウェーブプールで素晴らしいバックサイドエアーリバースを決めた都築虹帆が出場を予定しています。
アジア代表を選出するWSLプロジュニアイベントも開催
アジアオープンでは、2022年WSLワールド・ジュニア・チャンピオンシップのU20アジア代表を選出するWSLプロジュニアイベント、国内グロメット(U16)・カデット(U12)の大会も同時開催される予定となっています。
低年齢化しているサーフィンですが、次世代を担う若手選手の活躍にも期待です。
試合会場、釣ヶ崎海岸の波の特徴
オリンピック会場の釣ヶ崎海岸は、通称「波乗り道場」と言われており、良い波がブレイクするとプロサーファーや上級者、そして地元の方のハイレベルなセッションが繰り広げられるポイント。
ビーチブレイクなのでその時の地形にもよりますが、ポイント右側に堤防からのライトブレイク、そして正面からはレフト、ライトと良い波がブレイクします。波のブレイクが早いことが多いので波のどのラインを走るのか、どこで技を仕掛けるかがとても重要になってきます。
試合が行われる時期は、春先に多い南・南西風をかわしますが、強く吹きすぎると波を消してしまう可能性も。逆に、北・北東風は波の面に影響を受けやすいので試合期間中の風向き、風の強さが気になるところ。
最後に
今シーズン初戦がASIA OPENという大舞台になる選手も多いかと思います。この日に向けて、昨年のシーズンが終わってすぐにトレーニングやサーフィンの練習を寒い冬続けて来た各選手の成果や思いを是非見て頂けたらと思います。
私もサーフィンの競技の1ファンとして、とても楽しみにしております!
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