【サーフィン初心者用】良い波になる為に大切な風について

はじめに

皆さん、こんにちは。プロサーファー水野亜彩子です。
海に飛び込みたくなるような暑い日々が続いておりますね。
今回は良い波に乗る為に大切になる風についてお話ししていきます。
風の強さ、風向きによって波のコンディションを大きく左右する要素の一つ。
サーフィンを楽しむ為にも、必須となっておりますので是非ご覧くださいね♪

オンショア

おそらくサーフィンを始めて間もない頃から、聞くことが多いワードの一つでもある「オンショア」。
オンショアは海から岸、陸に向かって吹く風のことを指します。オンショアの特徴は海面が乱れやすくなることです。海に行ったことがある方は、海面が乱れて色んな場所で白波が立っているのをみたことはありませんか?このように白波が色んな場所で立っている場合は、オンショアが吹いている影響のことが多いです。
色んな場所で波が崩れてしまい、海面がボコボコとしたこぶのようになってしまいます。オンショアの風でサーフィンをしていると、このこぶの影響で失速してしまったり、バランスを崩してしまうことが多く難しいコンディションになってしまう事が多いです。
長いサーフボードの方がより、こぶの影響を受けやすくなり、難しいコンディションとなってしまいます。

ただオンショアのコンディションが好きという物好きな方もいます。かくいう私もオンショアのコンディションが好きです。というのも、混雑が避けられない湘南の海が空く時があるのですが、それがこのオンショアが吹いた時なのです。確かに風の影響を受けていない時の方が良い波ですが、クウォリティーが下がっても人が空いている方が波に乗れるので穴場になります。

また波のこぶを上手く利用すると、加速することができたり、そのこぶに技をかけることもできるので見た目以上にサーフィン出来ることも多いのです。

次のステップとしてオンショアの波の練習もおすすめです。固定概念で良くない!と思わず、入ってみると新たな発見があるかもしれないです!
初心者の方は無理しないようにしましょう。

オフショア

オフショアは先程ご紹介しましたオンショアの反対、陸から海に向かって吹く風のことを指します。
同じ風でもオフショアは海面が綺麗になり、波に乗りやすい最適なコンディションの条件の一つにもなります。サーファーの中では面ツル(海面がツルツル)やグラッシーと言う方も。
ただこのオフショアも風が強くなると注意する事が二つあります。
まず、一つめはテイクオフ時。
風が強く吹きすぎると波に乗る時に波の水しぶきが自分の方に向かってくるので、テイクオフ時に前が見えずらくなります。波が大きくなればその水しぶきの量は多くなりほとんど見えない状況になってしまいます。車に乗った事がある方は、豪雨の際にワイパーを一番早く動かしても前が見えない経験はありませんか?そのような状態で水しぶきで前が全く見えなくなってしまうのです。そういったことから、波に乗る前に周りに人が居ないかなど最善の注意を払う必要があります。

二つ目がワイプアウト時。
ワイプアウトした時オフショアだと陸から海に向かって風が吹いているため、ボードが自分の方に向かってくる事があります。私の知り合いは、オフショアが強い時に海に入ってワイプアウトした際にサーフボードが自分の方に返ってきてしまい、おでこにサーフボードがぶつかり縫う怪我をしてしまいました。
波に巻かれてしまった時は水中でもそうですが、海から上がってくる時も落ち着いて頭を守りながら上がってくると怪我を未然に防ぐことができます。
オフショアが強い時は是非気をつけてください!

サイドショア

サイドショアは横から風が吹くことを指します。
サイドショアも風が強いと海面が乱れてしまいます。
また、サイドショアは風の向きにカレント、流れが発生してしまうのでパドル力も必要となります。
サイドショアでのサーフィンを行う際は海に入る前にいつも以上に流れを確認し、流れを逆算して海に入る場所を決めましょう。入りたい場所正面から入ってしまい、沖へ着いたら流されて違う場所にいた・・・。なんてことになってしまいます。
また、初心者の方は無理をしないことをおすすめします。

無風

無風は言葉の通り風が無い状態を指します。
無風もオフショア同様に海面への影響が無いので、最適なコンディションでサーフィンすることができます。
無風のコンディションはあまり少なく、割合的には早朝であることが多いです。

風が強い時は・・・

風が強い時の対処法として、海岸の方角を知っておくとAポイントはオンショアで風の影響を受けていても、車で10分のBポイントはオフショアになるなんてこともあるので、波情報などを活用するのがおすすめです。その他にも、堤防や山などで風を軽減できる場合もあります。

最後に

今回、風向きについて紹介していきましたが、風がそこまで強くなければ問題ありませんが、強くなってくるとサーフィンを行う際にも影響が出てきます。
強風で流れが発生してしまう場合もあるのでご自身のレベルに合ったポイントを探す際にも風はとても重要になってきます。
良い波を乗るためにも、是非風も意識してみてください♪

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