都心で働きながらプロテストに挑戦した日々 第2話

Julian Hopkinsです。

今週は前回ご紹介しました、2015年9月の茅ヶ崎プロトライアル以降を振り返っていきたいと思います。

自分の中で転機となった試合を終え、そのシーズンは1ヶ月後に千倉でトライアルの最終戦が予定されていましたので、迷わずエントリーを済ませました。

しかし、残念ながら次の試合は新しい会社に入社した3週間後の週末に控えており、重要な会食と重なってしまい、直前で出場を見送ることとなってしまいました。Quiiverの編集チームからはコラムのお題の候補として、「付き合いの多いビジネスマンがサーフィンと向き合う上で気をつけること」というのを提案されたこともあるのですが、まさにそれが出来ていない典型例だったと思います。(苦笑)

何事も真剣に取り組んでいれば節目節目では、他のことを犠牲にしなければいけないこともあり、致し方なかったと思います。プロ資格獲得を応援して下さっていた方々にはご迷惑をおかけしましたし、自分自信も残念ではありましたが、仕事における新しいチャレンジにフォーカスしており、当時は気持ちが完全に切り替わっていた記憶があります。

 
そして、自分の中では仕事面が軌道に乗ったことにより、週末限定ですが、これまでよりサーフィンの時間もとれる環境にシフトしたのは丁度この時で、最終戦は棄権しましたが、晴れやかな気持ちでオフシーズンを迎えました。。。 

|予期せぬアクシデントー2016年

実はその後ちょっとした事件に見舞われてしまいました。

2016年に入り正月休暇最終日にホームポイントの七里ケ浜でサーフィン中に膝の裏をフィンで酷く損傷し、救急車で病院に運び込まれ、皮膚移植を伴う大けがをしてしまいました。


特に救急車で搬送されていた時はあまりにも酷い状況だったので、サーフィンどうこうというよりも今後走ったり普通に運動が出来る脚になるのかという心配や転職したばかりだったのでクビになってしまうのではないかと色々考えていたのをよく覚えています。冬用のセミドライスーツを着ていたこともあり、幸いにも傷が靭帯に達していなかったので、その後4ヶ月程度で無事海に戻ることができました。

余談ですが、4ヶ月ぶりのサーフィンではパドル力こそ落ちていたものの、普通に波には乗れて自分でも結構驚いたのを覚えています。ちなみに海に入れなかった期間は食事量を減らし、陸上で自転車等出来る範囲で身体を動かして、鈍らないように努めていました。

大けがを経て、2016年はプロトライアル等あまり頭に無く、半ば諦めもありましが、リハビリも兼ねて休暇で訪れたハワイで、最低でも毎日頭以上の波に恵まれ、10日程度でかなり良い状態に戻れた感覚があったので、周りの人の後押しもあり、帰国後に開催された太東でのプロトライアルに懲りずにエントリーしました。

ほぼ、怪我明けという状態にも関わらずこの試合でも、前年の茅ヶ崎に続きそこそこ手応えのある結果(この試合はアマチュアラウンドが5回戦までと非常に多かったが、4回戦まで予選を全て1位通過で勝ち上がった)を得ることができました。 ハワイの海と空気がまたもや自分に力をくれたのかもしれません。

|切磋琢磨したライバルの存在

その後あまり期間を明けずに、千倉での最終戦がありましたが、ここではアマチュア予選の2回戦で若い頃から鎌倉で一緒にサーフィンをしてきた6つぐらい年下の後輩と同じヒートになり、自分は残念ながら負けてしまいました。ちなみに、彼はこの大会で本戦の規定ラウンドまで勝ち上がり、見事プロ公認を獲得しました。悔しい思いもありましたが、怪我明け2連戦ということもあり、こんなもんかなという感覚もありました。

一方で後輩が先にプロになったこともあり、彼に対する祝福の思いと同時に自分もどうしてもプロにならなければという気持ちも強まりました。周りでプロ資格を獲得している友人をみると、上手く1−2回の挑戦でプロ資格を獲得できる人以外は、全戦をフォローし、徐々にプロの試合のフォーマットに適応し、自分のタイミングが来た時にプロになれているように思えました。自分は何回か出ていますが、中途半端なスポット参戦が多くあまり、前回の学びがつなげられていなかったので、来年こそは4月の初戦のバリでの大会から出て全戦フォローしようという気持ちにさせてくれるシーズンでした。

仕事をメインに片手間でというか出れる試合に出るスタンスで、なんとなく半身でサーフィンコンペティションと向き合ってきた自分が居ましたが、プロ資格がどうしても欲しいという気持ちを素直にみとめさせてくれるシーズンでもあったように思えます。

コラムのテーマでもある仕事とサーフィンのバランスに照らし合わせて考えると、私の場合は社員一人一人の雇用がそこまで保証されていない仕事でチャレンジをしながらで、時としてサーフィンのコンペティションの優先順位が後回しとなってしまう場面もありましたが、夢を成し遂げる為には、限られた時間であっても素直な気持ちで全力で目標と向かいあう時間が大切であるという当たり前のことを身をもって体感出来た経験のように思えます

次週はいよいよプロ資格獲得までの軌跡を綴っていきたいと思います。

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