目次
はじめに
皆さん、こんにちは。プロサーファーの水野亜彩子です。いよいよ本格的な冬が近づいてきました。
今年は水温がまだ暖かくサーフィンも引き続き楽しみやすい実は穴場である11月、12月。
今回はサーフボードの名称についてお話しさせて頂きます。
サーフィンを行うのに無くてはならないものといえば、サーフボードですよね。
細かく名称が分かれていて覚えづらいと思いますが、覚えておくと自分のサーフボードをオーダーする時や、自分の目指すサーフィンのスタイルに使用する選択肢の一つとして知っておくと便利！
是非この機会に再確認、覚えていきましょう！
ノーズ
ノーズとは、サーフボードの先端部分を指します。
ノーズは幅がある方が安定感が増し、パドリングやテイクオフが行いやすくなります。
その分、鋭角にターンをすることがノーズが細いサーフボードより難しくなるので、際どい波が崩れるリップのセクションで技をするのが難しくなります。
パワーのある掘れている波にはノーズが細いサーフボード、波の斜面がなだらかでパワーが弱い、小さい波にはノーズの幅があるサーフボードを選ぶのをお勧めします。
テール
テールは、サーフボードの後ろの部分を指します。
テールには様々な形状があり、形状の違いによって水の抜け方が変わるので波のコンディションや、自分の行いたいサーフィンによって変わっていきます。
ショートボードでオールラウンドに使用されるのが、スカッシュテールといわれる、四角い形状のデザインになります。また、最近はラウンドテールを使用される方も増えてきています。ラウンドテールは角が無く丸みを帯びた形状のテールになります。丸みを帯びている分、スムースなターンが行いやすいのが特徴です。
レール
レールとはサーフボードの側面のことを指します。
スノーボードなどですとエッジといわれる部分です。
このレールは、ターンをする際にとても重要になってくる部分です。
基本的にレールが厚い形状だと浮力があり安定感が増します。レールが薄い形状になるとレールが入りやすくなりますが安定感は損なわれます。
自分の目指すサーフィンスタイルによって変わってくる部分の1つになりますので、初心者の方は、レールが厚い方が安定感があるのでオススメです。
デッキ
デッキとはサーフボードの表面のことを指します。ワックスを塗ってテイクオフする面になります。ショートボードはデッキの後ろ側に後ろ足が、滑らないように技を行いやすく蹴り込めるように、デッキパッドを貼り付けたりします。
ボトム
ボトムはサーフボードの裏面のことを指します。海面と接する部分になるので、サーフィンを行う際にとっても重要になってくる一つです。
ストリンガー
ストリンガーはサーフボードの中心部に入っているサーフボードの中心軸になる部分を指します。
ストリンガーが入っていることでサーフボードの強度が増し、このストリンガーがしなることでターンの伸びが出たりと、サーフボードとしての機能を最大限に発揮することが出来る大切なものになります。このストリンガーは基本的には木材が使用されますが、最近ではカーボン素材を使用するサーフボードもあります。ストリンガーの違いによって反発する感覚が全く異なるのも特徴です。
コンケーブ
コンケーブとはボトムの後ろ側の溝のことを指します。ボトムは海面と接する部分になるので、水の流れがサーフボードのスピードを加速させたり、スプレーを飛ばす為に必要な1つになります。
コンケーブにはシングルコンケーブ、シングルダブルコンケーブとあり、シングルコンケーブの方が個人的に海面に吸い付き、シングルダブルコンケーブの方がコントロールしやすい印象です。これは好みもあると思うので、是非違いを味わっていただくのがオススメです。
ロッカー
ロッカーはサーフボードの反りのことを指します。ロッカー(サーフボードの反り)が強いとターンは行いやすくなり、掘れている波などリーフの波向きになります。ロッカー(サーフボードの反り)が無いボードは、なだらかな波の斜面の時や、小波の時はスピードが付きやすいのでオススメです。
波の大きさもですが、波の掘れ方など形に合わせてロッカーを選ぶのがオススメです。
さいごに
今回は、サーフボードの名称についてお話しさせて頂きました。
ご自身が目指すスタイルによって、ご自身がよく入る波のポイントの波質に合わせてサーフボードの特性を選ぶことがオススメです！是非、楽しくサーフィンを楽しむ為に一つ判断材料としてご活用してみて下さい♪
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