競技サーフィンとフリーサーフィンの練習の仕方の違い

こんにちは。
プロサーファーの森友二です。
前回書かせてもらったコラムで自分のサーフィンを変えた、フリーサーフィンというものについて書かせてもらいました。

最近、コンテストでも成績が良く、フリーサーフィンでもスタイルを含め、一際目立つ。
そんな器用なサーファーはやはり、すごいなと感じています。
例を挙げると、アイアンズ兄弟、デーンレイノルズ、ジョンジョンフローレンスなどなど、、
今回はフリーサーフィンと競技としてのサーフィン、その違いと具体的な練習の仕方を僕なりに書かせてもらおうと思います。

Photo by Ogawafilm

競技サーフィンの練習の仕方

試合会場で変わったりするのですが
基本、試合の中で点数が出る技っていうのは決まっていて、マネーターンって呼ばれたりします。
スプレーを上に飛ばすヒット
スプレーを飛ばすパーワーカーブ
スプレーを飛ばすレイバックなどなど
際どいセクションで技をする事で高得点が出ます。
またその技を組み合わせること、一本の波でバリエーションを増やす事で更なる高得点に繋がります。
僕が試合前、練習で意識していることは最低限これをやれば勝てるであろうということを普段の練習でひたすら行うことです。

例えば出場する大会の1ラウンド目で勝ち上がった選手達は合計何点くらいを出しているのかを調べ、どのような波、技や技の組み合わせで点数が出ているのかを観察します。
それが合計12点だとしたら、自分も6点を2本出せば良いということです。(例外もありますが笑)
具体的な練習としては、まず普段海に入る際、試合と同じ時間を時計で測ります。
そして、自分が選んでテイクオフする波に6点以上出すことが出来るのか出来ないのかを判断する。
行う技は上に上げたマネーターンを意識して、波にヒットしているのか、スプレーは出ているのかを、セッション毎に陸からの映像で確認して、自分のライディングの感覚と陸から見た自分のサーフィンの見た目との一致を体に覚えながら反復練習を行います。
自分が出来ない技や特別なことはしません。
またその際、乗る波全て、ワイプアウトを絶対しない練習をします。
スピード、パワー、フロー、基本的なことをコンスタントに行う事の出来る選手が結局は勝つ選手なのかと思います。

フリーサーフィンの練習の仕方

自分の好きなサーフィンを楽しみながら波人遊ぶっていうのはもちろんなのですが、実はフリーサーフィンは掘り下げると自分のサーフィンのスキルの底上げに繋がります。

言い換えると技術トレーニングといった感じです。
僕の場合のフリーサーフィンは、自分にとって特別な技や自分が決めたことのない技をひたすら反復練習するようにしています。
それまでに、普段から自分の好きなサーファーの技を動画で見たりして研究をします。
ここで何となくイメージを自分でする様にします。
基本出来ない技は、どんなセクションでどのような動きをするかもわからないので決められないんです。

その一つの練習として、まず最初はどのセクションで行うのか、その後どのような動きをするのか、手はどの位置にあれば決めやすいかなどを自分が乗る全ての波で試してみます。
それを決められるようになったらその技のクオリティーを上げるか、また新たな技に挑戦します。

その際に、常にスタイルを意識しています。

自分の好きなサーファーのハンドムーブだったり足の入れかたなど真似したりしてます。
サーファーだったら誰もが知っているスタイリッシュって言葉は永遠に大切にしたいですね笑
自分が決めた事のなかった技を決めることができた時の快感はたまらなく技の限界がないのがサーフィンの永遠の魅力です!!!
今回のコラム、皆様の練習する際にヒントになったら幸いです。

音楽

先程スタイルの話をしましたが、音楽や服といったものもサーフスタイルを作る一つのエッセンスだと思ってます。
そこで今回は僕が試合前、フリーサーフィンをする前、普段聴いている音楽を紹介します。

OASIS

誰もが一度は聞いたことあると思うんですけど、、、
ギターの歪み具合とリアムギャラガーの声、かっこよすぎる。
歌詞、口ずさんでしまうメロディー、全てタイプです。
彼らのドキュメンタリー観たんですけど、自分達のロックンロールをいつまでも貫いて、生きてる感じがやばいです。
めちゃくちゃな人達なんだけど、曲と結果で人々を黙らせてる感じがカッコイィ。
いまも現役で音楽をしてて、おじさんになっても自分のスタイルを貫いてる。
そんな軸のある生き方が好きで、試合前、気合い入れたい時に聞いてます。

DIIV

ニューヨーク出身のバンドです。
聴いてるとなぜかサーフィンとかスケボーをしてる気分になります笑
海外のサーフムービーとかで使われてて、耳障りがめちゃ良いのに、良く聞くと踊りたくなる。
イメージは、サーフィンでいうレールtoレールな超スムーズなレールサーフィン をしている感じと思っています。、
聴いてて気持ち良く、楽しいです!!!

Pacific Avenue

オーストラリアにいた兄貴に教えてもらって、、
聴いてみたらサーフロック感全開でハマっています!!!
バンドのメンバーもサーファーみたいでかっこいいです。
サーフトリップに行く車の中で友達と音量MAXで聞きたい曲です!!!

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