【レビュー】BESTツインフィンボードを遂に紹介します!
目次
はじめに
サーフィン系YouTuberプロサーファーの粂浩平です。このコーナーは、僕らが週一回交代で記事を書いているプロダクト「KumeBro’sのおすすめアイテム」のコーナーです。
僕らのYouTubeでは、これまでも色々なサーフアイテムを紹介しているのですが、映像ではなく記事としても書いていこうと思っています。
動画は見たけど、記事としても見てみたいって方にも楽しんでいただける様な記事にしていきたいなと思っています。また動画ではお伝えしていない、そのサーフアイテムの説明なども僕目線にはなりますが、記事では書いているので合わせて読んでみてください。何かお役に立てたら嬉しいです。
ここ数年でサーフボードの選択肢として定着した、ツインフィンボードQUIIVERのプロダクト記事でも様々なツインフィンについて話してきました。
レトロツインからパフォーマンスツインまで、それに合うフィンの話もしてきました。
これがなきゃMAYHEMは誕生しなかった?LOSTサーフボード RNF96 | Quiiver
あなたは黒派?赤派?クルージングツインの概念を超えるボード『Red Baron』 | Quiiver
ですが、僕が思うBEST of ツインフィンボードの話はしてこなかったので今日はそのサーフボードについてお話しさせて頂きます。
そもそもツインフィンの需要性とは?
人それぞれ調子のいいサーフボードは異なってくると思います。今回は僕が思うツインフィンの活躍の場をまずは整理させて頂きます。
ツインフィンとは?
ツインフィンとは、センターフィンがなく左右合計二枚のフィンセッティングのことをいいます。
トライフィンよりも速く、シングルフィンよりも操作性が高いのが大きな特徴です。センターフィンがない分、ボトムの水の抜けがスムーズになり、スピードが速くなることが特徴の1つです。
近年ではパフォーマンスツインが出てきています。
それにより、業界的にもパーフォーマンス性を求める傾向になってきています。
しかし、僕が思うにそこまでパフォーマンス性を求めるなら、トライフィンに乗った方が確実にいいと思います!
そして、これは断言させてください。
テールを目一杯蹴り込んでサーフボードを回すキックリバースや、テールを波の上に蹴り上げるエアーリバースなどはそもそもツインフィンではなく、トライフィンの方が格段に優れています。
ツインフィンだとテールがルース(滑って)してしまい、技が決まりません。プロサーファーが大会でパフォーマンス勝負なのにツインフィンボードは使用しませんよね?極論、パフォーマンスを求めるならトライフィンなのです。
パフォーマンスツインと呼ばれるサーフボードが主流になってからは、過度にパフォーマンス性を求める事が声増えてきましたが、そもそもそれは根本とずれてしまっているので、今回は「トライフィンよりも速く、シングルフィンよりも操作性が高い」という観点からレビューさせて頂きます。
BEST of ツインフィンボード
僕が今まで乗ってきたツインフィンボードの中で一番気に入っているボードはSUPER BRAND – SERIAL KEELERです。
きっと僕のYouTubeのChannel KumeBro’sをご視聴して頂いている視聴者の皆さんは気づいている方もいらっしゃると思いますが、リリースされてから2年以上乗り続けているツインフィンボードが SERIAL KEELERになります。
SERIAL KEELERとは?
私たちのFlingとSiamese Twinモデルに触発されました。高性能はレトロツインフィンモデルを引き継ぎます。ボキシーレールにわずかに低いレールをブレンドする事で、高性能なサーフィンをすることが可能になっています。スピードと操縦性のためにシングルからダブルのテールに深いVEE Twin Finのセットアップとモダンキールで使用するように設計され、FCS2モダンキールで非常にうまく機能し、とても早いサーフィンが可能です。広いアウトラインは簡単なパドリングとキャッチウェーブを提供します。
文章1部抜粋:SUPER BRAND公式ページより
公式説明文でも書いてある通り、ツインフィンでカテゴライズした時にスピードと操縦性のバランスが抜群にいいです。アウトラインは全体に丸く曲線が多いアウトラインで短く乗っても安定性とテイクオフの速さをアシストします。
テールは従来のビックフィッシュのような幅広さは無く、テールコントロールをしやすくする為コンパクトなフィッシュテールになっています。ロッカーはほぼフラットで、推進力が高く長さを抑えて乗ることができます。力の弱い小波からフラットなセクションもスピードが落ちにくい構造です。
レール形状はミディアムボキシー。パワーレスな波でもしっかり走るようにボリューム感あります。
コンケーブは、センターあたりからVEEがテールまで入っていてサーフボードを傾け易くなっています。
この部分もパフォーマンス性が高い要因のひとつです。
冒頭に申し上げた「トライフィンよりも速く、シングルフィンよりも操作性が高い」この観点、つまりツインの意味から評価するとこのツインフィンが一番しっくりきます。
実際の乗り心地
これは完全に僕個人的な意見になりますので参考程度にして頂きたいのですが、いつもトライフィンに乗っているサーファーの方は波に乗ったらアクションしたくなりませんか?
トライフィンより走るからってただスーッと波に乗っているだけでは満足ができないと思うんです。そこでベストパフォーマンスしてくれるのがSERIAL KEELERです。
小波でパワーレスな時や波がトロくてパワーレスな時にパフォーマンス性が高いトライフィンに乗ると、どしてもテイクオフで苦戦したり、初速が出ないのでスピーディーなターンができなかったりと小波でのライディングが上手くいかないですよね。
そういう時に出番なのがパフォーマンスツインでSERIAL KEELERです。
小波でパワーレスな波でもローロッカーとボリューミーなレールでテイクオフからライディングの初速までしっかりと前に押し出してくれます。
そしてラインディング中のパフォーマンスでは深めのダブルコンケーブにより左右への方向転換の操作性が高く、レトロフィッシュよりも狭目なフィッシュテールによりパフォーマンス性も高いので、チャンスがあればしっかりとアクションできるのでトライフィンサーファーでも楽しむ事が出来ます。
しっかりとパフォーマンスツインの仕事をしてくれるのがSERIAL KEELERなんです!
もちろん、今世に出ているサーフボードでもっとパフォーマンス性が高いツインフィンボードや、もっとスピーディーなツインフィンボードは数多く存在します。ですが今回僕がなぜSERIAL KEELERがBEST ofツインフィンかというと「トライフィンよりも速く、シングルフィンよりも操作性が高い」という観点での評価になります。
このバランスの良さがSERIAL KEELER最大の特徴になります。
さいごに
今では様々なサーフボードが存在します。
ツインフィンと一言で言っても、パフォーマンスツインからレトロツイン、その中でもパフォーマンス性が高いのか?スピードが高いのか?レトロに乗りこなしたいのか?アクションをして乗りたいのか?
ご自身の好みによりボードも変わってきます。
まずはご自身のサーフスタイルと相談することで一番フィットしたサーフボード選びが出来ると思います。
しかし、そのサーフスタイルを見つけ出すのが難しかったりする時、バランスがいいSERIAL KEELERを選んでもらえれば、ツインフィンボードを楽しんで頂けると思います。
2年間乗り続けているサーフボードになるので是非一度乗ってもらえたら嬉しいです!
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【兄、粂悠平】【弟、粂浩平】
湘南茅ヶ崎出身の兄弟プロサーファーとして活動しています。
主な活動は、
●プロサーファー初のYouTube「Channel KumeBro’s 」にて毎週金曜に動画を配信中!
●サーフィン雑誌「サーフィンライフ」で、KumeBro’sの連載ページを制作!
●サーフウェブメディア「Quiiver」にて連載企画KumeBro’sのサーフアイテム記事を制作!
●地上波テレビ神奈川にて初のサーフィン番組KumeBro’sプレゼンツ「NaluTrip 」を制作!このラジオでは、
サーフカルチャー、サーフィンのテクニック、サーフアイテム、プロサーファーをゲストに招いたトーク、そして僕たちの本音トーク!
サーフィンを知るきっかけとなり、サーフィンが好きな方々にも楽しんでもらえれば嬉しいです。
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